パネライ　8デイズパワーリザーブ！　PAM00914

1860年創業という長い歴史を誇るイタリア発の高級時計ブランド　パネライ。

 

 

 

元々はイタリア海軍の特殊潜水部隊用の計器として開発されたのが始まりですが、ベースのデザインは長い年月を経ても現在のモデルにしっかりと受け継がれているのは大きな魅力ですね。

 

 

 

代表作の「ルミノール」にもそれらのエッセンスはしっかりと見ることができます。

 

 

 

 

品名：ルミノールベース　8デイズ／品番：PAM00914／ムーブメント：手巻き　パネライ自社製キャリバーP5000／ケース：ステンレススチール／ケースサイズ：44ミリ／防水：300m／パワーリザーブ：8日間／ストラップ：カーフストラップ／税込価格：737,000円

 

 

 

時針、分針のみのシンプルな文字盤のモデル。

 

 

 

日付もなくアラビア数字も3,6,9,12のみという無駄を削ぎ落としたデザインがクラシカルで惹かれますね。

 

 

 

ケース径44ミリという大きくて分厚い迫力の外観はこれぞパネライ！と思わせる最大の特徴ですね。

 

 

 

 

 

 

 

屈強な軍人たちによる作戦行動の際に必要とされる「堅牢性」を満たすためにはケースは「デカ厚」であることが条件だったわけです。

 

 

 

イタリアらしい直線と曲線をうまく組み合わせたデザインの大きなケースは本当にどの角度から眺めても絵になりますね。

 

 

 

そして海軍のミッションウォッチ時代から受け継いでいるもう一つの特徴が、針やインデックスに塗布されている蓄光塗料です。

 

 

 

特殊潜水部隊のミッションは暗闇で行われることが多かったため、暗所で発光する蓄光塗料の使用は必然でした。

 

 

 

その蓄光塗料を生かすために考案されたのがこの二層式の文字盤というわけです。

 

 

 

蓄光塗料を塗ったディスクの上にインデックスとアラビア数字をくりぬいたディスクを重ね合わせる事で強い発光力を生み出しています。

 

 

 

実際に真っ暗なところで見るとグリーンの発光が実に鮮やかで、当時の軍人たちはこんな風に時間を確認していたんだな、と想像力を掻き立ててくれます。

 

 

 

ちなみに蓄光塗料は元々モデル名の由来にもなっている「ルミノール」という物質が使われていたんですが、放射性物質であったため現在は最適な発光レベルを確保できる「スーパー・ルミノバ」が使用されています。

 

 

 

 

 

また、3時位置に大きく張りだしたレバーロック式リューズプロテクターもパネライを特徴づける伝統的デザインです。

 

 

 

袖口からチラリと見えるだけで「パネライ」と分かるインパクトは多くの時計ファンを魅了してきました。

 

 

 

元々は海軍の過酷な環境の中でリューズを衝撃から保護してケースの機密性を保つために開発されたもので、1956年に特許を取得しています。

 

 

 

カーフストラップには長年使い込んだような味わいを施したアッソルタメンテストラップが採用されています。

 

 

 

ヴィンテージ感のある雰囲気が蓄光塗料の色合いともよくマッチしていて渋いです。

 

 

 

そしてストラップと言えば、ブラックのラバーストラップと交換用のドライバーも付属しているのでシーズンによって自分で付け替えて楽しめるのはパネライならではの醍醐味ですね。

 

 

 

ムーブメントはパネライの自社製手巻きキャリバーP.5000。

 

 

 

かつてのパネライは他社で開発されたムーブメントを自社でチューンナップして搭載していましたが、近年は自社製ムーブの開発に非常に意欲的です。

 

 

 

このキャリバーP.5000も2014年にスイスのヌーシャテルに完成した自社工房「オフィチーネパネライマニュファクチュール」で開発されたキャリバーです。

 

 

 

ゼンマイの最大巻き上げ時間は何と8日間という驚異的なロングパワーリザーブです。

 

 

 

これは機械式時計の動力となるゼンマイを2つ連結する事で可能にしています。

 

 

 

6時位置の上にある「8 GIORNI」はイタリア語で「8日間」の意味ですね。

 

 

 

最大までゼンマイを巻き上げれば8日間巻き上げを必要としない持久力と信頼性。

 

 

 

イタリア海軍での長期間にわたる作戦行動でもその実力を発揮したであろうことが想像されます。

 

 

 

特殊潜水部隊の強者たちがパネライを身に着けて作戦行動していた頃からのDNAを今に受け継ぐルミノールマリーナ8デイズ。

 

 

 

ぜひ店頭のパネライコーナーにてこの迫力のモデルに触れてみて下さい。