技術の結集　グランドセイコー 9FクオーツGMT／SBGN003

1993年にグランドセイコーが「究極のクオーツ」を目指して世に送り出した「９Fクオーツ」。一般的なクオーツムーブメントの精度が月差±20秒であるのに対し9Fクオーツは年差±10秒なのでその精度の差はなんと24倍！

 

 

 

まさに「クオーツを超えたクオーツ」と呼ぶにふさわしい素晴らしい精度を誇っています。

 

 

 

 

そんなグランドセイコーの9Fクオーツから今回はこちらのモデルをご紹介いたします。

 

 

 

 

 

品名：スポーツコレクション　GMTクオーツ／品番：SBGN003／ムーブメント：9F86／ケース：ステンレススチール／ケースサイズ：39.0ミリ／防水：10気圧／ブレス：ステンレススチール／税込価格：363,000円

 

 

 

9Fクオーツ誕生から26年が経った昨年登場したグランドセイコー初のGMT機能搭載のレギュラーモデルです。

 

 

 

 

GMTとは世界標準時を表すGreenwich Mean Time（グリニッジ標準時）の略です。時計のGMT機能というのは、時差のある世界の2ヶ国の時間を同時に表示する機能のことなんですね。クオーツにGMT機能が追加されているため新開発のムーブメント9F86が搭載されています。

 

 

 

 

 

 

 

鮮やかなオレンジカラーのGMT針

ベゼル上の２４時間表示

夜光塗料付きのアワーマークと時分針

 

 

 

など非常にバランスよく見やすくまとまったデザインですね。

 

 

 

GMT機能付きなので海外に行ったときにその便利さが発揮されます。

 

 

 

普段はオレンジ色のGMT針をベゼル上の２４時間表示で日本時間に合わせておきます。そして、海外に着いた時には時針（短針）のみ単独で動かすことができるので、この操作で時差分を動かして現地の時間に合わせます。

 

 

 

これで現地と日本の時刻を同時に表示できるわけですね。しかも、この操作は秒針の動きを止めずに行うことができるので、9Fクオーツの精度を失うことなく出来るのが便利なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケースの大きさは39ミリとコンパクト。細身の方でも程よくフィットするサイズ感です。

 

 

 

カジュアルスタイルにはもちろんのこと、スーツスタイルにもバッチリ決まります。この大きさだからこそシャツの袖にも自然に収まり、袖を痛めたりしにくいところも安心ですね。

 

 

 

スポーティなデザインなので幅広い年代層、特に20～30代の方にも着けていただきたいです。価格も30万円台とグランドセイコーのラインナップの中でも比較的手の届きやすいところも魅力的ですね。

 

 

 

 

ところで冒頭で「究極のクォーツ」とお伝えしましたが、精度が年差で±10秒という精度以外に、「長くて太い針」を動かすことのできる「ツインパルス制御モーター」というグランドセイコーならではの技術があります。

 

 

 

時計としての本質である「読み取りやすさ」を追求するグランドセイコーではクオーツにおいても初代グランドセイコー(手巻き式)ように「太く、長く、厚い、堂々とした針」を動かすのが使命でした。

 

 

 

 ところが従来のクオーツムーブメントのトルク(エネルギー)だと動かすことができなかったんです。そこで新しいモーター「ツインパルス制御モーター」を開発し、針を動かすためのパルスを1秒間に2回行うことで従来の2倍の駆動力を生み出し太い針を動かす事が可能になったんです。またこの技術によって省エネルギーが実現し電池の寿命が3年になりました。

 

 

 

一つの開発で「高トルク+省エネルギー」という2つを実現したというのは素晴らしいですね。 それまでの常識にとらわれずに不可能を可能にしてきたグランドセイコーならではの誇れる技術が9Fクオーツには詰まっています。

 

 

 

 

時計の本質である「正確さ」「見やすさ」「美しさ」を全て備えているGMTクオーツ。数あるグランドセイコーのモデルの中でも是非ご注目いただきたい1本です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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