【ブレゲ】悠久の時の繋がりを感じられる『特別な一本』／5277/BR/12/9V6

 

 

今回は、1775年の創業以来、永きに渡り世界中の時計好きを魅了し続ける名門ブランド、ブレゲをご紹介させていただきます。

 

天才時計師と言われたアブラアム・ルイ・ブレゲは、『トゥールビヨン』『ミニッツリピーター』等、現代の超高級時計ブランドが搭載する機構を幾つも世に送り出し、時計製造の進歩を急速に推し進め、『時計進歩の歴史を2世紀早めた』と評される偉大なブランドです。

 

 

 

当時の顧客にはフランスの貴族が名を連ね、多くのエリート達から賞賛を受け、愛用されておりました。

 

 

マリー・アントワネットやナポレオン・ボナパルトなど歴史的に名を残す人物が顧客だったことも

 

ブレゲブランドの偉大さを表す逸話としては外せないところですね。

 

 

 

こちらのモデルは特に、ブレゲの魅力が多く感じられるデザインになっております。

 

まず、

①時の流れを表す時分秒針の穴の開いた針がいわゆる『ブレゲ針』でございます。視認性向上はもちろん、その斬新なデザインは当時から高い人気を博しました。

 

②ケースサイドに施されたギザギザは『コインエッジ』と呼ばれ、手作業で刻まれます。その名の通り、当時の高価な金貨のモチーフから採用され、高級装飾の肝にもなっています。

 

③ダイアルセンターに規則的なラインで表される『ギョーシェ掘り』。現在では多くのブランドでも使われているこの技法もブレゲの偉大な発明の一つです。

 

 

上記のように、ブレゲの外装装飾の様式は他ブランドでも多くつかわれており、それゆえに模造品も多く見られます。

 

その対抗策として、ブレゲの時計にはシークレットサインが刻まれています（文字盤12時周辺に）。

 

 

この装飾は鋭いノミで刻み込まれており、その繊細かつ流麗な表現からも

職人の息使いが感じられる完成度の高い装飾とも言えます。

 

 

 

 

 

シースルーバックからご覧頂ける手巻きムーブメント（515DR）。

 

こちらは新開発のゼンマイによるロングパワーリザーブ（なんと96時間）を実現。ロングパワーリザーブを可能にしたのは、ステンレススティール系の新素材ゼンマイで、

有害物質であるコバルトやベリリウムを含まず、磁気帯びや錆びにも強いという特徴を持ちます。

 

ごく一般的な手巻き時計が30時間パワーリザーブが多い中、ご使用いただく上でも、満足度の高いポイントではないでしょうか。

 

 

 

38ｍｍの適度なサイズ感でフォーマルな装いにも、とてもしっくりきますね。

 

アリゲーターストラップも、時計本体をより引き立たせる高級感を持ち、この主張しすぎない落ち着いた佇まいは、末永くご愛用頂けること間違いなし。

 

 

 

品名：クラシック　5277／品番：5277/BR/12/9V6／ムーブメント：手巻き／ケース：K18ピンクゴールド／ケースサイズ：38ｍｍ／パワーリザーブ：96時間／防水：日常生活防水／ストラップ：アリゲーター／キャリバー：515DR／税込価格：￥2,266,000（2020年5月現在）

 

 

腕時計ですので、使う事はもちろんでありますが、ブレゲに関しては所有する喜びも与えてくれる特別なブランドといえるでしょう。

 

最後にこのモデルが『特別な一本』である事をお伝えしますね。

 

実は、かのマリーアントワネットの命を最後の最後まで守ろうとしたフェルセン伯爵が所有した『No.46』を現代に引き継ぐモデルなんです。

※フェルセン伯爵:ハンス・アクセル・フォン・フェルセン（スウェーデン）、

 

No.46は大英博物館に所蔵されています。

 

ブレゲによる悠久の時の繋がりを感じられる『特別な一本』です。

 

 

ご自身の時計コレクションに、是非、ブレゲを加えて頂きたいと思います。