伊藤様タンクMC

公開日：2018.02.22

伊藤様とのお付き合いは20年ほど前から、長野オリンピック以来のお付き合いってことになります。

最近のことのように思っておりました長野オリンピック。20年前って聞いた瞬間「えっ、そんな前だった?」って驚きが半端ない、光陰矢の如し。

…まあ、それはそれで置いといて、

長年お付き合いいただいている伊藤様にはとても感謝しております。ありがとうございます。

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カルティエタンクMC ピンクゴールド W5330001

お求めいただきました、ありがとうございます。

カルティエの時計にはひとつひとつにストーリーがあります。

こちらのタンクは、ご存知の方もお見えになると思いますが、戦車をベースにデザインされた角型の時計です。戦車ときくと敵軍に砲弾を撃ち込むための戦争の道具であり、あまりよい印象はないところですね。カルティエはなぜ戦車をモチーフにタンクを世に送り出したのか。それは、戦車の登場により第一次大戦が終結に向い、平和な世の中にもどっていった…つまり平和の象徴として誕生したのです。

ますますタンクが好きになるストーリだと思います。

また、文字盤にももうひとつ、あるサインが隠れています。

こちらのタンクの場合は

7時位置にあるインデックス「Ⅶ」の一部に

「　C　A　R　T　I　E　R　」

カルティエのスペルが刻まれています。

カルティエの時計お持ちの方、小さくて肉眼では見づらいので、拡大してご覧ください。

私が愛用しているカリブルダイバーについては10時位置の「Ⅹ」に刻まれています。

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かすかですがお分かりになりますでしょうか。

ルーペでご覧いただきますと鮮明にCARTIERって刻まれています。お持ちのかたご確認ください。

モデルによって違いがありますが、10時位置か7時位置に刻まれています。

※刻印がないモデルも一部ございます。

当時、模造品との見分けがつけやすいようにとの配慮からCARTIERロゴの隠し文字が入るようになったそうです。その施策がデザインと一体化になり現在にも生き続けているところに、ますますカルティエの魅力を感じてしまいます。

じつにオシャレ、いい感じ。

感謝

投稿者：岩城

ジュネーブ市内の時計博物館を訪れ、たくさんのアンティーク時計を拝見いたしました。ミュージアムの中で一番古い時計はいつのかな？と探索していると、なんと1530年製でした。もちろん、機械式時計の教科書で学習したので知識として知ってはいたのですが、実物を目の前にした瞬間、時針と短針による時刻の表示がこの時代から変わっていないことに感動。機械式時計の深い歴史に敬意を表するとともに、デジタル時代ではありますが、機械式時計の歴史はこれからもずっと伝承されるんだろうなと思いました。機械式時計販売を生業とさせていただいていることを誇りに思っています。ゴルフは毎日でもしたいです。

［保有資格］　ジュエリーコーディネーター／CWCウォッチコーディネーター