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第一回 オーバーホールのススメ 機械式編

 

 

ブログを見て頂いている皆様、こんにちは。

突然ですが、時計のオーバーホールをされていますか?

このブログを見て頂いているのは興味がある方だと思われますが、

 

結論を言うと。

 

オーバーホールはどんな時計であれ、必要です!

 

 

 

時計のベルトなどの

外装のクリーニングをされる方、多いですよね?

 

自分にも他人にも見えるからこそ

綺麗に保ちたいですよね。

 

裏蓋やガラスの汚れ

ベルトの黒ずみ

 

ほんの少しであっても綺麗にしておきたいという気持ちはもちろんです。

 

 

 

時計は毎日使っていると、

ベルトや裏蓋などに汚れが溜まってきます。

 

裏側を見た時に汚れがあると、

着用をためらいそうになる時もあるかもしれません。

 

 

 

一度クリーニングするだけでも

 

見た目美しく

着け心地なめらか

気分さわやか

 

そして時計への愛着もより深まります。

季節の変わり目などに定期的にクリーニングに来られる方もいる程です。

 

 

では

本題に入ります!!

 

 

 

時計の中身はどうでしょう?

 

 

見えない部分なのでつい見て見ぬ振り

 

 

時計が問題なく

動いているからいいかなぁ、と

そのままにされている方少なくないと思います。

 

機械内部も

ベルトなどの外装の汚れ同様、汚れていきます。

 

 

時計の中には歯車・ゼンマイ・ネジなど

小さくて細かな機械部品がたくさん。

 

シンプルな機械式時計でも

100個以上のパーツが複雑に組み込まれています。

 

その部品同士が

磨耗などで傷みにくくする為に

塗布される油は、

ご使用頻度に関わらず、

経年劣化して汚れていきます。

 

 

そして今度はその汚れた油によって

各部品が動きづらくなり、

精度不良の原因となります。

 

さらに、その状態のまま使い続けると、

油が揮発していき

部品同士の磨耗に繋がります。

 

防水性を保つ為に欠かせないパッキンも、

経年劣化により柔軟性を失ってひび割れたり、

切れたりしまいます。

 

そうなると防水性は失われてしまいます。

 

 

・油切れ

・磨耗

・防水性の劣化

 

 

これらの症状を改善すべく

裏蓋を開いて内部機械のメンテナンス作業…

・点検

・洗浄

・部品交換

・組み立て

・精度検査

 

を行い、元の状態に戻す事を「オーバーホール」と言います。

 

 

簡単に説明しましたが、

オーバーホールとは何なのか

お分り頂けましたか?

 

 

わかりやすいところで

説明させていただきますと

オーバーホールとは

車で例えると“車検のようなもの

車も定期的に車検があるように

時計にはオーバーホールがあるのです。

 

 

車検は車種によりますが、大体2年一度、

時計の場合は5年に一度必要です。

 

 

時計も定期的にメンテナンスを

きちんと行っていただければ

大きな故障などを防いで末長くお使いいただく事が出来るのです。

 

愛着のある一品、長く使っていこうと考えられている方は

ぜひオーバーホールをご検討ください。

 

 

 

 

ウォッチコーディネーター

甲藤夏美

 

投稿者:HASSIN.
1971年、愛知県大府市共和駅前に創業しました。創業以来、喜びの瞬間や新たな「輝き」を共有・共感できるようなお客様に寄り添った上質なサービスの提供を目指しています。多様な物がさまざまなルートで流通している現在、「正しいルートで本物」をご提供し続けています。

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